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『相棒』~秀逸なエピソードを選抜

『相棒』は、水谷豊主演のドラマ。
杉下右京のキャラクターが古典的な天才型探偵タイプに設定されていて、本格ミステリ的な設定のエピソードも豊富。

相棒 season 1 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD


旧来の“刑事ドラマ”とは一風変わった物語ながら、第6シーズンまで制作されている人気シリーズになりました。
5月から映画も公開され、なかなかのヒット作となったとのこと。

編集責任者は、いままでノーチェックだったため、今年の正月からDVDをレンタル開始。シリーズ第1作から順次鑑賞していくことを今年の目標としました。
だいたい第5シーズンの真ん中まで見終えたところです。
ちょっとここらで、記憶を整理する意味で、お気に入りのエピソードをピックアップしたいと思います。

まず第1シーズンでは、蟹江敬三がゲスト出演の「殺しのカクテル」が面白い。
倒叙ミステリの変形で、1時間枠のミステリドラマでは、このパターンが作りやすいようです。
第1シーズンは、杉下右京と亀山薫のキャラクターに頼ったドラマ作りで、お話自体は無理のない平凡なものが多かったような気がします。
個人的には第3話「秘密の元アイドル妻」で、劇中の“元アイドル”を本物の元アイドル、大西結花が演じていたのが秀逸(?)でした。

第2シーズンは、人気が安定したため冒険しやすくなったのか、本格ミステリ的な、トリッキーな設定のエピソードが増えました。
第3話の「殺人晩餐会」は、典型的な“嵐の山荘もの”。クローズドサークルです。
他にも、ラストの大どんでん返しが鮮やかな「蜘蛛女の恋」、冒頭のつかみで見せる「クイズ王」(でも、中盤から失速)、先が読めない「同時多発誘拐」など、面白いエピソードが多いシーズン。
中でも、「二分の一の殺意」は、一卵性双生児のどちらかが犯人なのは確実だが、どちらか一方に特定てきない状況の中で、ちょっとした犯人のミスが決定打になる秀作。一卵性双生児を一人二役で演じた吉本多香美が良かった!

第3シーズンは、3話連続の政治スリラー「双頭の悪魔」、2話連続の「女優」など、大作路線が目立ったシーズン。代表作は、やはり「双頭の悪魔」なんでしょうけれど(木村佳乃演ずる代議士は、映画版でも活躍)、トリッキーさからいうと、舞台劇のような「誘拐協奏曲」、エラリー・クイーンや都筑道夫の短編を彷彿とさせる「薔薇と口紅」が印象にのこりました。

第4シーズンから、元旦2時間スペシャルがスタート。「汚れある悪戯」は制作に力を入れているのはわかりますが、デキは低調でした。
面白かったのは、 蝶マニアの偏執狂っぷりがうまく使われていた「アゲハ蝶」、古畑任三郎にも似たようなシチュエーションがありますが、こちらのほうが上手い「ついてない女」
「密やかな連続殺人」で、快楽殺人犯を演じた小日向文世が上手かった!

第5シーズンは、第2シーズン以来のトリッキーなエピソードが目立つシーズン。
コリン・デクスターの『死者たち礼拝』を彷彿とさせる「犯人はスズキ」、レイモンド・チャンドラーかぶれの怪しい私立探偵(高橋克実が好演)が絶妙にストーリーにからむ「名探偵登場」など、ユニークなお話が多いです。
中でも、『相棒』版「別れのワイン」である「殺人ワインセラー」は、シリーズの最高傑作! まかれた伏線が最後に収斂する様式美は、まさに本格ミステリ!
また、サスペンスでは、元旦スペシャル「バベルの塔」が秀逸。寺島進のスナイパーが良かったです。
第5シーズンは、まだ後半を観ていないので楽しみ。

第6シーズンは、HDDレコーダーに記録してありますので、順番どおりに観ていくつもりです。

ちなみに、「相棒 劇場版」は低調なデキだったと思いますが、どうでしょう。
水谷豊は「また映画版を作りたい」と言ってますが、たぶん今回の映画版のデキに満足していないからでしょう。
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コメント 4

円卓の騎士

本格とは何か

の問題ですね、『相棒』は。当初、本格とは縁も縁もない地点
からスタートしたドラマでした。中途から、謎を提示することに
力点を置き始めたわけですが、それでも天才的直感の話です。
ほとんどが、あれぐらいの手がかりでわかるとしたら、それは
犯人だけだ、というのが多い。

個人的には、このドラマが嫌なのは、中途半端に本格志向だ
というところでしょうか。

「殺人晩餐会」は私も凶器がわかった(ユーメーな凶器ですね)。
「クイズ王」は指摘のとおり、出だしだけです。出だしはいい。
「同時多発誘拐」もほぼ同じ。発想は素晴らしいと思いました。

「双頭の悪魔」がやはり一番面白いのでは? 本格な路線を
追求していないだけ、ドラマとして面白いです。おそらくこの
路線が一番だと思いました。木村佳乃は悪役が一番かも。

「バベルの塔」も同じ路線です。私もドラマとしては、こっちの
方が面白いと思いました。

「ついてない女」は続編ができたぐらいですから評判はいいの
でしょう。もちろん、彼女がいいのでしょうね。でも、本当は
外部の情報から推理したら、この種の話は別に面白くは
ないと思います。タイヤキがいいか悪いかは別として、やはり
私は古畑のやり方が絶対だと思います。

また、こないだ放映した電車内の密室殺人(題名忘れた)も
この延長線上にありますが、結局不満は残ります。外部を
排除せよ!

個人的にはやはり本格を追求するのはやめた方がよくは
ないか、ということです。むしろちっとも本格ではない、前田
愛さんが主演したやつがよかったねえ。
by 円卓の騎士 (2008-07-08 20:48) 

編集責任者

前田姉妹

前田愛の妹、亜季も第6シーズンに参加しているようです。
姉妹そろって「相棒」出演。
前田愛の、ふて腐れたような顔つきが、あの役柄に良くマッチしておりました。

「相棒」は、本格も、サスペンスも、社会派も、なんでもありなところが長寿の秘密でしょうか。
この秋には、第7シーズンってあるのかな。
by 編集責任者 (2008-07-12 11:20) 

天下布武

長寿ですね!


わたし、「相棒」って題名がなんとなくピンと
こないままずるずると・・。

映画でいうところの「相棒映画」っていうジャンル
ほど相棒臭さが強くないような。

まあ、題名はどうでもいいのでしょうけども。
水谷豊の相棒が、もうちょっと、完全に水谷豊と
対照的な、もっさり~としている方がコントラストが
効きはしないか、などと思ってるうちに、すべて
見逃しています。
単発では見ていますけど・・。

こうして、一覧にして眺めると、食指が動きますね。
シリーズを重ねるだけのことはある!と感じました。
by 天下布武 (2008-07-12 23:32) 

そーせーじ

コメント失礼いたします。

双子でもちょっとの違いでばれてしまう。
双子でも別の人間。
犯罪において油断大敵というのが顕著に出てきた事件だと思いました。

by そーせーじ (2013-06-07 09:17) 

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